イベント情報

第4回星を眺める会
▪️日時:
9月26日(土) AM10:00~12:00予定
▪️開催形式
オンライン Zoom
▪️申し込み方法
※ZoomのID等はお問い合わせフォームで、参加表明されてからメールでご案内します。
▪️内容
【プレゼン】
テーマ:
『地下で見る宇宙 〜ニュートリノ天文学の歴史と今後の展開〜』
・質疑応答
・主催者挨拶etc…
▪️プレゼンター:
【伊藤博士(ひろし)】
 千葉大学大学院 理学研究科 博士後期課程 学位取得
 神戸大学 学術研究員
 東京大学宇宙線研究所 特任研究員
 放射能分析、実験的な素粒子・ハドロン物理、ニュートリノ物理を研究対象にしています。
-- プレゼンターから --
 ニュートリノは地球を簡単に貫通でき、磁場の影響を受けない性質を持つことから、太陽深部や、超新星爆発、銀河系外の天体などを解明する一つの観測手法(ニュートリノ天文学)が確立されました。これは、1930年に仮定粒子としてパウリが提唱したことが発端となり、今ではニュートリノは3種類あり、1987年に初めて超新星爆発によるニュートリノを観測され、ニュートリノが質量を持つことが確認されるなど、この90年で目覚ましい発展を遂げている分野です。
 今回の定例会では宇宙から飛来するニュートリノを検出する望遠鏡(検出器)を中心に、歴史的経緯から最近の動向までを紹介していきます。なぜ宇宙を見るために地下深くに望遠鏡を建設するのか?ニュートリノをどのように観測するの?もっと基本に戻って素粒子とは?初心者からマニアックな方まで興味もてそうなテーマをピックアップして議論しましょう。
また、現場で働く研究者の生の声を聞ける良い機会ではないでしょうか。普段の研究生活や、博士に進んだきっかけ、アカデミックに残った理由など、時間が許す限り質問に応じます。